自覚と自革のきっかけづくり

2016年09月12日

 

先日、三重県中小企業家同友会の北勢支部9月例会で、長野県の株式会社サイベックコーポレーション 平林社長の講演をお聴きしました。

サイベックコーポレーションさんには昨年9月に工場見学で訪問させて頂き、このご縁をきっかけに今回講演にお越し頂くことになったものです。

 

サイベックコーポレーションさんは、自動車業界向けを中心に超精密プレス金型の技術を生かした部品加工を行っていますが、2012年に地下11mの「夢工場」を建設したことでも話題となり、「視察が殺到する会社」としてテレビでも多数紹介されています。

 

今回の講演では、そうしたモノづくりの技術や「夢工場」に関することもさることながら、サイベックコーポレーションさんの経営理念や社員育成の考え方と具体的な実践事例を中心にお話を伺いました。

 

講演の準備段階で平林社長との訪問、打合せを重ねてきたときから、「Creation for Smile(笑顔のためのモノづくり)」という経営理念や、「社員は家族」という考えのもとに実践されている人材育成、福利厚生等への取り組みに学ぶことが大変多かったのですが、講演本番では会社概要から経営理念(方針)、サイベックブランド(信頼(顧客笑顔・地域笑顔)、技術(仲間笑顔)、対応(企業新化)の「信・技・対」)構築への取り組み、地域貢献、研究開発、販路開拓、社員育成の考え方、キャリアプランと人事制度などなど、短い時間の中でとてもわかりやすくお話頂きました。

 

60分の講演でしたが、私としてはもう少し時間を取って更にじっくりと深くお話頂いてもよかったなと思うくらいの内容でした。

 

そんな講演の中で私が一番印象に残ったのは、平林社長の社員育成に対する考え方でした。

 

社員が「安心」「誇り」「満足」を感じて仕事ができる風土や環境があって、社員は力を伸ばすことができるということ。

社長も社員も「自ら学び(自覚)」、「自ら変わる(自革)」ことで成長し、社長の大切な仕事は社員の自覚と自革のきっかけづくりだということ。

 

この考え方を土台として、入社後の社員教育からシニア層の雇用までのキャリアプランや、「マネージャー職(管理系)」「スタッフ職(技術系)」を併用した人事制度を展開しているとのことでした。

 

弊社に置き換えて考えてみると、私自身大いに反省すべきは、社員が「安心」「誇り」「満足」を感じて仕事ができる環境を実現できているのかということと、「自覚」と「自革」のきっかけをつくってあげているのかということです。

弊社の社員が周囲の人から「お前、ええ会社で仕事しとるなぁ」と言ってもらえるような会社になることが目指す会社の姿であると思っていますが、そのために何ができているのか、何をすべきなのか、改めて考え、すべきことを実践しなければなりません。

 

また、社員にも「自ら学び(自覚)」、「自ら変わる(自革)」ことを少しでも意識してもらえれば嬉しいですし、そのように考えてもらうきっかけをどのようにつくっていくか、社長としてもっと考えなければなりません。

 

本当に大切な気づきを頂きました。

 

まだ37歳と若くして経営理念と実践の両輪をダイナミックにまわしておられる平林社長に少しでも近づけるよう、社員と一体となったモノづくりに励んでいきたいと思います。

ウチの社員にもサイベックコーポレーションさんの工場を見に行ってほしいので、ぜひチャンスを見つけたいですね。

 

講演の様子

講演の様子