防災の日常化

2018年09月06日

 

今週は、台風21号に北海道の地震と自然がもたらす大きな災害が続いています。
被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

最近の自然災害の多さと規模の大きさは本当に気になりますし、「明日は我が身」という思いも強くなります。

 

少し前のことになりますが、東日本大震災直後の福島原発を巡る政府の対応を映画化した「太陽の蓋」という映画を見る機会がありました。さらに、東北を訪れる機会があり、初めて宮城県石巻市と女川町の被災地を見学しました。震災から7年という時間が過ぎていますが、復興が確実に進んでいる一方で、それでも未だ道半ばという様子を見ることができました。

 

いろいろなことを感じました。
◆被災したときの生死の境目は紙一重ということ
◆自然災害に対して、いざというときの人間の無力さ
◆それでも被害を防ごう、復興しようとする人間の逞しさ
◆起こった災害を改めて振り返ってみることの大切さ
などなど・・・

 

石巻市日和山公園から

 

高台にありながら15mを超える津波で被害を受けた女川町の病院から

 

企業活動においては、災害発生時などの対応を示すBCP(事業継続計画)の策定が呼びかけられています。
弊社ではBCPとまではいかないものの、自然災害を含む緊急事態への準備と対応について手順書をつくり、年1~2回訓練を行っていますが、「想定外」という言葉が報道等でも言われるように、作った計画や手順がそのまま適用できるようなケースのほうが少ないのではないかと思うこともよくあります。

 

ただ、災害への備えをしておくこと自体には大いに意味があると思いますし、これだけ各地でいろいろな災害が起きている状況を考えると、日頃から小さなことであってもできることをやっておくことが、ますます大切なことになっていると思います。

 

部屋の棚を見て「これが倒れてきたら大変だ」と思ったら転倒防止の支えをつけるとか、避難訓練で非常持出袋を取り出したら、必ず中身の確認をして補充すべきものを準備するとか、気付いたときにできる限りすぐに行動に移すことが必要ですね。
これは、私自身への戒めでもあります。

 

前述した映画鑑賞の際、挨拶にいらした鈴木三重県知事が「防災の日常化」という言葉を使っておられました。
人は自然の猛威の前には無力であることを前提に、日常的に防災を考え、できることを実践する。
一人ひとりの日常的な取り組みが、いざという時に大きな備えになるということなのだと思います。