どう変わっていくのか?

2020年05月14日

 

新型コロナウイルス感染症の拡大は、経済にも大きなショックを与えています。
2008年のリーマンショックの悪夢がよみがえってきますが、当時「100年に1度の経済危機」などと言われていたものが十数年で再びやってきたというか、それ以上の衝撃をもたらしていると感じます。

 

今回のショックは旅行、観光、宿泊、飲食といったサービスから広がっていて、私たち製造業への影響はまだこれから広がっていくのだろうと思っていますが、現時点では先の見通しがわからない、どんな視点から見通せばよいのかのもわからないというのが正直なところです。

 

リーマンショックの頃の自分は、いよいよ父から事業を受け継ぐというタイミングだったのですが、業績の急降下を受けて「これ以上悪くなることはないから、ここで社長交代して、これからは上昇あるのみ」という相当甘い見通しのもとに社長就任しました。
しかしながら、業績回復への有効な手立てもないままに、目先の危機を回避するだけで精一杯になっていたことを思い出します。

 

今回のいわゆるコロナショックに際して、リーマンショックの時より少しは落ち着いて対処していきたいと思ってはいます。
考えておきたいなと思っているのは、今回のショックが落ち着いたときに私たちの生活や経済、社会がどのように変化するのか、ものの考え方や価値観のようなものが変化するのかということです。

 

例えば、ものづくりに関することで最近の自分の考え方は、
・安く作れる場所よりも売れる場所で作る。
・下請け同士は、同業、隣接業種であってもライバルというよりは協力相手とみるべき。闘うべき本当の相手は違うところにいる。
・技術だけではなく、ものづくりの面白さを伝える。
漠然とこんな感じなのですが、中小製造業がまたまた篩いにかけられる今回のショックを経て、この考え方も変わっていくかもしれません。

 

リーマンショック、東日本大震災や近年言われ続けている働き方改革など、この十数年の出来事を通して、自分自身の考え方、価値観も変化し、仕事への取り組み方も変わってきていると感じています。
一方で、変わるといっても無理に変わろうとするのではなくて、できる限り自然体で対応してきたつもりなのですが、今回のコロナ後に起こるであろう変化がどんなものなのか、これまで以上に想像しきれない感覚もあるし、自分の中に変化への許容度がどれだけあるのかもわからず・・・。
周囲の皆さんにいろいろと教えて頂きながら、自分が感じた変化に素直に対応していけたらと思います。